旋律の展開力と、副旋律の力。

ちょっと前の、心の中のベスト3はこんな感じ

ここに、昨日挙げたAIRとかが加わってくるか。
バラバラだぁ。幅広い感じ、と思っていましたが、今、好みに共通点見つけてしまいました。それは、旋律&副旋律 絶対主義。

1.旋律の展開力
2.旋律と副旋律のからみ

以上の観点で見たランキング


④ 4位。一番旋律がどうってことないのはベルセバですね。
1stの「ルール・ザ・スクール」とか、本当に何てことないメロディーなのに、極度の緊張感でそれが奏でられると、とんでもなくマジカルな曲になってしまっている。(今は緊張感が薄れつつあるのでマジックも消えつつある、と。)
で、私から見るとオアシスもこのクラスですね。言うほど作曲能力ないよな、って思います。



③ 3位は迷うな。ルーファス。何気ないのに古典的名曲になりそうな風格ある旋律。さらに旋律に展開力がある。



② 2位はAIR。旋律は素朴。副旋律が上手い。音色の選択も正しい。副旋律のキメ方に死角無し。



① 1位にスーパー・ファーリー・アニマルズ*1。郷愁感あふれる節回しの旋律だけでも素朴で良いのだけど、

  • その旋律に、副旋律がはまるパターン、
    • 3rd「Guerrilla」、3曲目「The Turning Tide」:サビの副旋律(ビブラホーン、しかも拍子違いで何小節かに1度合う)。
    • 同じく3rd、8曲目「Some Things Come From Nothing」:サビ裏に入る副旋律(浮遊感あふれるキーボード)
    • 5th「Rings Around The World」、2曲目「Sidewalk Serfer Girl」:2回目のサビの副旋律(大音量のキーボード。ドラマチーック!)。
    • メロB面集「out spased」、4曲目「Dim Bendith」:サビの副旋律(キーボード。スぺーシーでロマンチック)
  • 旋律の展開力で泣かせるパターン
    • 6th「Phantom Power」より10曲目「Cityscape Skybaby」など。


以上、現在活動中のアーティストに限った話です。過去にさかのぼれば、コリン・ブランストーンの「1年間」とか、上記の基準を、とんでもないハイレベルで満たしていると思います。*2

*1:新作を作りながらフジロックに来るわけには行かなかったのか。うぅ。

*2:10曲中6曲がカバー曲であることを考慮しても、アレンジ能力(=副旋律の付け方)は、とんでもないレベルだと思います。