2011-01-01から1年間の記事一覧

鷲田清一×永江朗 「てつがくこじんじゅぎょう 〈殺し文句〉から入る哲学入門」

P194アリストテレス『形而上学』 鷲田 必然性っていうのは、原因/結果で考えると、いつでも一本線になる。人生、分かれ道がいっぱいあっても、一本の因果で道は決まっていた、っていうふうに。いまの「私探し」とか「アイデンティティ」っていうのは、ぜん…

木地雅映子「氷の海のガレオン」より抜粋

P30 「うちってテレビがないじゃない、前にそれを言ったら、みんなすごいびっくりして、『じゃ夜はなにしてるの?』って聞くんだよね。それで、『本を読んだり、ひとりで考えごとしたり』、あとなに言ったっけな、あと、そう『庭に出てぼーっとしたり』って…

橋本治「人はなぜ美しいが分かるのか」まとめ

まず「感動」がある。 一時的、突発的襲撃。判断停止。思考の混乱。 その感動はのちのち、分析が必要に成るかもしれない。分析がどの程度必要かも分からない。なんで分析も何の役に立つのかも分からないのに、こんなに感動しているんだろう…という戸惑い。 …

永井均「子どものための哲学対話」まとめ

生まれ(生まれつき) ネクラ なにか意味のあることをしたり、ほかのだれかに認めてもらわなくては、満たされない人。下品。 道徳的な善悪を重視しがち。自分の外側にしかたよるものがないから。 ネクラな人がちゃんとした人になるにはね、なにか人生全体に…

保坂和志「書きあぐねている人のための小説入門」より抜粋

小説とは、「個」が立ち上がるものだということだ。べつの言い方をすれば、社会化されている人間のなかにある社会化されていない部分をいかに言語化するかということで、その社会化されていない部分は、普段の生活ではマイナスになったり、他人から怪訝な顔…

京都府京都文化博物館 帰ってきた江戸絵画 ギッターコレクション

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やっぱり酒井抱一。 この前の日曜美術館で、この人がなぜ浮世絵を描かなかったのか(武家出身で浮世絵を描くことを禁じられ、茫然としていた時、琳派を発見。これだ!と私淑した)が分かってすっきりした。 弟子の鈴木其一さんも、絵は似てるんだけど、空間…

京都市美術館 ワシントンナショナルギャラリー展

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この展覧会の存在を忘れてて、なんとなしに入ってから、気づく。印象派ってことはいとしのセザンヌがあるかもしれない! そして最後から2番目の部屋が、セザンヌの部屋だった。年代別に並んでて、晩年ほど、いい。 セザンヌが魅せたいようにいがむモノたち。…

京都市美術館 フェルメールからのラブレター展

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開館30分前に着く。やはり行列だったけれども、真っ先にフェルメール部屋に向かえば、間近でじっくり見れた。 やっぱり青衣の女が一番。大きな空白が効いてる。そして女の人がうつむいてる分、内側にこもっていく祈りみたいな力がある。 自分とそう変わらな…

suede

sex pistolsのbodiesが流れる。さっきまで出演してたライドン先生への敬意? 客は2割も居ない。バンドが気を悪くするんじゃと思わせるレベル。でもブレッドは冒頭から全力。そしてdrowners→she→trash→filmstarという流れ! ファンも熱い。1stはともかく、3rd…

primal scream スクリーマデリカlive。

黄昏時。スクリーマデリカで踊るぜ!って人達が集結。 ボビーの変わらなさ。痩せ形は得。バラードもしっかり歌い上げてた。 ベース、マニ! やつれてないか? キーボード、ダフィー! フェルト時代から愛してる。*1 さすがにコーチュラみたいにゴスペル隊は…

Public Image Limited

演奏良かった。全然古くない。リズム的に踊りやすい。 中東のギターの音格好いい(ダムドの人らしい)。 ドラムの人がpop groupと兼ねてるとは。3日間で5ステージ? 恐るべし。 そして常に叫び続けるジョン・ライドン、大画面で表情見ると、本気。そして身振…

 summer sonic大阪 8/13(土)

バスは前売り券買っていたものの30分待ちで、さらに橋で渋滞に巻き込まれる。一つ前のusj駅からタクシーに乗った友人は、違う橋から渡ってノーストレスだったとか。 腹ごしらえをしようにも、36.2℃… 食欲は無いけれども今後のために何とか口に入れなくては、…

wilco

cakeの途中から外人さんがどんどん脱却していく。行き先はもちろんケミカル。外人さん好きよね、ケミカルとかファットボーイスリムとか。ダンス好きが遺伝子の中に組み込まれてるんじゃないか。日本人がなんだかんだで情緒的な歌が好きなように…とか考えてた…

cake

小粋で素敵なてくてくロック、cake。前回観た時になぜ気づかなかったんだろう。ギターがすごい。1フレーズごと仕事が違う。緻密。だからこそ少ない音数で効果的。他の楽器も、ライブ数をこなしているからか、音に贅肉が一つもない。 vo.のコール&レスポンス…

YMO

モッシュピットすぐ外右側で観る。ベースの音がもさもさしててあまり聞こえてこない。教授の大事な音も小さかったり。幸宏さんのドラムはバッチリだけど。あと、音数が多くて大事な音が消されてる気がした。せっかくの名曲がぁぁぁ。 後で映像で観ると、ちゃ…

TINARIWEN

アフリカ、マリのバンド。アフリカとはいえ、マリは完全にイスラム教圏なので、音もイスラム色が濃い。ドラムではなく太鼓一つなのに音が大きく歯切れいい。ベースも歯切れいい。ギターも主にカッティング、と全員リズム隊状態。そしてクール。感情をあらわ…

フジロック3日目

朝から八海山大吟醸(1500円)+岩魚の塩焼き(500円)で乾杯。大人になるって素敵だ。お酒はマイボトルに入れて、今日一日ちびちび飲む。結局庶民w Dachambo 踊れる。上から目線のMCがちょっと…。 なぎら健壱 カントリーっぽい曲や、サーフの名曲をやってて…

マリのティナリウェンの衣装

Date course pentagon royal garden

全体としては混沌としている。複数の拍子が合わさってる。3人だけ抜き出して吹くと、部分は美しく拍子もすっきりしていると分かる。 A、B、Cとかパターンがあって、菊地成孔の指揮で切り替える。場面が鮮やかに変わる高揚。 曲展開は、誰が休むか、吹くかも…

フジロック2日目

G.Love & Special sauce レッドの方が合ってたなあ。 Obrint Pas 去年のレーファン枠だと思ったけれど、ロマっぽい曲は1曲(黒猫・白猫の主題歌)のみ。完全にスカパンク。当然盛り上がる。こういう曲ってともすると客がサークルモッシュに夢中になって演奏…

Four Tet

眠いのをこらえて向かう。 最初の5分、無限上昇音階。苦しい。タイムマシーンって何らかの身体的負荷がありそうだけれど、こんな感じなのかも。ドラえもんものび太もこれを我慢して……… 次の5分、ずーっとタメ。ノーリズム。 10分目でやっとリズム。すべての…

CSS

正直、なんとなく観ようかな程度だった。これが素晴らしかった! ステージの上のラブフォックス(vo.)は80年代の原始人のよう。ステージの上で最高に狂ってくれるいけにえ。生命感そのもの。それを受けて客も大波。レイジばりに盛り上がってた。グリーンで…

グリフ・リーズ

世界で最も愛しているバンド、SFUのフロントマン。 高速「guriguri」、どんどんキーが上がってく歌、「すごーい」「拍手」「ありがとう」「終り」という日本語の札を出すタイミングが良かったり、忘れ去られたりw どんな曲をかいても、グリフの味がある。…

ソウルフラワーユニオン

曲が、歌詞がいい。こういう状況にぴったり!としか言いようがない曲。荒れ地にて。ブルーマンデーパレード。うたは自由を目指す。(辺野古から、三陸から、福島から、うたは自由を目指す!) 何と言っても、満月の夕。阪神淡路大震災の時に避難所を演奏して…

毛皮のマリーズ

バンド名からしてイエモンチルドレン間違いないよなあ、と何気に楽しみにしていたバンド。確かに、vo.の動きは、ミックロンソン→吉井和哉の直系。 良かったのは、身も蓋もなく、なりふり構わない感じ。靴を脱ぎ捨て裸足。「今週のジャンプに泣きました」と、…

フジロック1日目

cssのラブフォックス

ワークショップの内容はup厳禁とのことで、日記削除しました。