京都市美術館 ワシントンナショナルギャラリー展

 この展覧会の存在を忘れてて、なんとなしに入ってから、気づく。印象派ってことはいとしのセザンヌがあるかもしれない!
 そして最後から2番目の部屋が、セザンヌの部屋だった。年代別に並んでて、晩年ほど、いい。
 セザンヌが魅せたいようにいがむモノたち。机は遠近法無視。影もごてっと適当に塗ったように見える。でも、一個一個のモノが楽しそう。描いているセザンヌさんも楽しそう。
 そしてトレードマークの塗り残し。偶然できた塗り残しを見て「これはいい塗り残し!このまま残すしかない!」と思える力。そして最後まで塗り残し切る強さ。
 小さい子にはスーラ大人気。分かる。