suede

 sex pistolsのbodiesが流れる。さっきまで出演してたライドン先生への敬意?
 客は2割も居ない。バンドが気を悪くするんじゃと思わせるレベル。でもブレッドは冒頭から全力。そしてdrowners→she→trash→filmstarという流れ!
 ファンも熱い。1stはともかく、3rdが好きというのは少数派かと思っていたが、「trash」「beautiful one」をフルで歌える人の多いこと。


 僕らはゴミのようなものなのかも(trash)。でもだからこそ「beautiful one」だ。「冴えない人生を全力で祝福せよ!」というメッセージ。
 同時代ならpulpがまさにそれを体現してた。ん? 今思うと、suedepulpの影響を受けたのでは? 調べてみると、pulp「common people」1996年2月→suede「coming up」1996年9月。やっぱり「trash」や「beautiful one」は「common people」や「mis-shapes」への返歌だったのかも。あれだけ強度のある歌詞をぶつけられて、だまっていたら男じゃないよな。
 その歌詞があるからこそ、懐メロにならない。むしろ、「労働者階級大変だなあ」と思っていたあの頃より、ずっと身近な歌詞だ。


 1stと3rdしか知らない状態で行ったので、半分以上知らない曲だった(汗)。
 でも、英語圏外の人も、初見の人も巻き込むパフォーマンス。「singing!」って歌わせる所が「ナーナーナーナー」とか簡単な所で的確なので、1回目聴いて覚えれば後は通のように合唱に参加できる。
 知名度の低いバラードでも、降りてきて間近で歌うなどテンション下げさせない。夢から覚めさせない。ライブでとくめくの久しぶりw
 ギターの人も、もちろんバーナードみたいに持ってかれるギターではないけれども、世界観は壊していないギターだった。


 終わってメンバーが引っ込む。気づくとプライマルが終わってレッチリが終わって9割の入り。終演後の渋滞に巻き込まれまいと足早に去る人はわずかで、拍手が止まない。アンコールは「サタデーナイト」。ぴったりの歌詞。しみ入りわたる。

drowners
she
trash
filmstar
animal
to the birds
wild ones
we are the pigs
killing of a flashboy
can't get enough
everythig will flow
pantomine horse
so young
metal mickey
heroine
new generation
beautiful ones

saturday night

 確かに単なる懐メロ同窓会なんだけれども、、過去の曲をやる再結成ツアーは最後らしいので、一夜の同窓会ということで許してもらおう。今後は今後のsuedeに期待。


ベストアクト:UKロックの底力をみた。suede


 14日は不参加、マーズボルタが心残り。ラスト3曲以外は全部新曲だったとか。攻撃的な布陣。しびれる。