wilco
cakeの途中から外人さんがどんどん脱却していく。行き先はもちろんケミカル。外人さん好きよね、ケミカルとかファットボーイスリムとか。ダンス好きが遺伝子の中に組み込まれてるんじゃないか。日本人がなんだかんだで情緒的な歌が好きなように…とか考えてたら、友達もケミカルに行ってしまった…orz
もちろん、残っている外人さんもいる。VIVA少数派! インディーロック好きなのね。いや、もうロックという存在自体がインディーなのか…。
さて、wilco!
味付けは繊細で今っぽいのに、がっつりメロディアス、カントリー、骨太ロック。「Impossible Germany」のギター3本の絡み合いで広がる景色。ギターソロでの高揚。
そして、曲も構成も演奏力もすべてがうんとレベルが高いから、ノイズの海にもまれても、ドラムが大暴れしても、大丈夫。
「Via Shicago」は凄かった。美しいカントリーソングを続けるベースとgtvo。それ以外が突如ノイズの海に…そして晴れ間のように元に戻る。
期待とわくわく感がずっとある100分間20曲。
帰ってから調べてみると、2004年に加入したギターの人が効いてると思った。
もちろん、ネルス一人に頼っているのではなく、他のメンバーが上手いからネルスも思う存分暴れられるし、その逆もあるだろうし。
2002年に「Yankee Hotel Foxtrot」ですでに今っぽい曲を書いていた彼らに、最高のメンバーが加わって、ライブバンドとしても地力を高めてたんだなあ。バンドっていいなぁ。
music 踊れるけど、楽しいかと言われるとそうでも。vo.のパフォーマンス内にこもってるのが気になる。降りてきても客に見向きもしないし…CSSのラブフォックスを見習ってほしい。
3日目そして全体のベストアクト:wilco!
これはcake→wilcoの流れで気づいたことだけど、
- 日頃ヒップホップやR&Bと戦っているであろう、USロックの完成度の高さに脱帽。
- キーボードが、cakeはトランペットと打楽器、wilcoはギターと打楽器を兼ねていた。キーボードだけ弾けても使えないんだなあ…סּ_סּ
*1:http://46252.blog11.fc2.com/blog-entry-18.html
*2:「ティナリウェンの新作にネルス・クライン(ウィルコ)らが参加」おお、今日の昼間出てたマリのバンド。幅広いな