美しくて脳みそとろけるアルバム 私的ベスト3。

    • このアルバムを聴くまで、なんでこの人のことを、「テクノ・モーツァルト」って呼ぶのか分からなかった。どっちかっていうと「テクノ・サティ」じゃん(意地悪そうなとこも含めて。)と思ってた。
    • 甘美で優雅で凶暴なアルバム。 今まで聴いた中で一番ポップ。そして弦楽器・・・モーツァルト!(単純だな)
    • 9曲目冒頭のぞき込むようなファゴットの音。 凶暴なリズムの合間に、鉄琴ポロロン。 幼女の童謡。たまりません。

サリエリモーツァルトを憎む一方で、
モーツァルトとその音楽の一番の理解者でした。
サリエリの圧力で、『ドン・ジョバンニ』のウィーンでの上演は5日で終わりましたが、
その5回をサリエリはすべて観賞し、自分だけの陶酔にひたりました。

うわー!憎!そして愛!・・・観るぞ。

  • 「Talkie Walkie」 Air, Talkie Walkie
    • 世界で一番少女漫画に近いユニット。
    • ソフィア・コッポラが「ヴァージン・スーサイズ」のサントラを丸ごとこの人たちに預けたとき思った。ニクい! これ以上ヴァージンでスーサイズな音楽があろうか(日本語めちゃくちゃや)。
    • 感情を込めない透明な声。美少女が似合う音楽。 いや、美少女こそ聴け!ってんでなくて、頭の中で理想の美少女を作り上げたくなる。そんでストーカーばりの片想いをしたくなる音楽。
    • 細かいところまで詰めて作ってある。(例えばリズム。音色が全曲違う。かつシンプルで効果的)。建築専攻+物理・数学専攻ってのも関係ある気がしてしまう、もんのすごい緻密な氷砂糖の細工菓子。
  • 「Endtroducing...」DJ Shadow, Endtroducing
    • ヒップホップってこんなに創造的なものだったんだ!と思った。
    • 4曲目:美しい。なかなか何拍子か分からなかった。変拍子マニアにはたまらん。
    • 9曲目:バッハっぽいアレンジはよくあるけれど、これがダントツ一位。 休符が混ざりだしたあたりから、口あんぐり。コピーできない!
    • 11曲目が一番とっつきやすいかな。 全体を通して聴きごたえあり。
    • 今日、このアルバムの2曲目と4曲目をブラスバンドでコピーする輩をid:Dirk_Digglerさんのところで発見。http://youtube.com/w/Endtroducing%2C-brian-udelhofen?v=e1PVYgdX1ro
      • サンプリングしまくったドラムをそのままやる!
      • ベース音をティンパニーでやるアイディア(3曲目はイイ!4曲目は・・・)
      • ノイズを銅鑼で再現!
    • 顧問の先生、執念の暴走(多分)。大笑い&感動をありがとう。

テクノやヒップホップは使える武器(音色)が無限なんだなあ、と思った。

さて、ここを通りかかった人へ。この並びを見て、オススメアルバムがあれば是非是非教えてください!HPに全然詳しくないのでDJ Shadowに似ている人とか教えていただけるとありがたいです。