男子シングル 基礎点分析
高橋大輔のFSの基礎点がずばけてる・・・って実際いかほどのものか、以下分析。
やったこと。
・2007-2008シーズンの試合*1の中で、
・各選手*2、SP・FSごとに、TES*3が最高得点だった大会を抽出し、
・その大会の基礎点*4を抽出。並べ替える。
まずはSPから。
SPの基礎点は団子状態なので基礎点で勝負がついてしまうことはなさそうだ。
つぎ、FS。
赤字は後半のジャンプで点数が1.1倍になる。
・後半のジャンプを上限一杯の5回にしていて、さらにその中に3-3もあるのは高橋、ライサ、ランビ、ジュベ。
・4T2回は高橋のみ。
・3A2回は高橋、ライサ、ジョニ、地味、ヴォロノフ。
・後半のジャンプが3回しかないジョニの基礎点が低くないのが驚き。ジャンプの難易度が高いのだろうか。
さいご、合計。
合計すると点差は多少縮まる。とはいえ5位で10点差。追い越すためには基礎点の差の分どこかで稼ぐ必要がある。高橋のGOEが今回の4大陸のように高かったら、優勝はかなり難しそう。
下馬評はこんな感じか。
高橋>ランビ・ジュベ・ベルナー>ライサ・ジョニ>Pちゃん・ケビン・バトル
・下馬評と照らし合わせると、ベルナーは過大評価では?という気もする。基礎点が高くないし、出来にムラがありすぎる。いい方のベルナーだったら質の高いジャンプでGOE大量加点、勝機もあるか。
・ランビはPECで稼げるので、苦手な3Aさえ決まれば互角か。
・ジュベは体調さえ戻れば、基礎点も上がり互角になるのでは。
・ライサが肉薄しているが、これはSP・FSともに4T-3Tを決めた場合の基礎点。それを決めさらにジャンプの質も良くなれば・・・・・・・・・うーん。
・ジョニは思ったより基礎点が低くなかった。ただ他の選手と比べてつなぎがスカスカ気味なのでどっかで引かれるのではないか。まあ1位にこだわらなくても4Tをクリーンに跳んでまとめてくれれば。
*1:国内選手権含む。あとは各GPシリーズ、GPF、欧州選手権、四大陸選手権
*2:高橋大輔 エヴァン・ライサチェク ジョニー・ウィアー ステファン・ランビエール パトリック・チャン スティーヴン・キャリエール トマシュ・ベルナー ブライアン・ジュベール ジェフリー・バトル ケヴィン・ヴァン・デル・ペレン そしてなぜかセルゲイ・ボロノフ ロシア代表ってことで。
*3:技術点
*4:それぞれの要素=ワザの点数の合計