1個の世界があるプログラム。
演技+音楽+振付+衣裳ひっくるめて1個の世界を作り上げてて好きなプログラム。
- エレーネ・ゲデバニシビリ SP「キャバレー」 振付:Elena Blagova 07-08
- スウィングジャズ、踊り子な衣裳、スピード感、全身思いっきりステップ。アキレス腱伸ばしの姿勢のまま跳ぶところが特に好き。 パワフル!チャーミング!
- 18歳の彼女は3-3が跳べるし競技者としてもこれからこれから。
- http://www.youtube.com/watch?v=_i7-3vit7PM(2007 NHK杯)
- 太田由希奈 FS「アランフェス協奏曲」 振付:デイビッド・ウィルソン 07-08
- 緻密なプログラム。1つ1つの動きが音楽にピッタリ。振り付けと編曲の妙と、彼女のリズム感の成せる技。
- 彼女は転んだ直後と競技終了直後以外は、リンクに入ってきた瞬間から出ていく瞬間まで隙無く美しい。スローモーションに耐えうる所作の丁寧さ。すみずみまで行き届いた神経。
- ジャンプが弱いので国際大会に戻ることは大変厳しいのかもしれない。ただ彼女は諦めていない。できること日々やっていく、そして少しずつ広げてく。*1 来年の全日本こそはチケットを取りたい。
- http://www.youtube.com/watch?v=PScA56FhTLA(2007 全日本 塩抜き)
- ジェフリー・バトル SP「アディオス・ノニーノ」 振付:デイビッド・ウィルソン 06-08
- ピアソラによるこの曲は、泣きのヴァイオリンの原曲*2も好きだけど、このピアノアレンジも不協和音がクールでドラマチック。それとバトルのステップで合わせ技1本!
- バトルはジャンプ以外が文句なく素晴らしい。イーグルとか技単品でため息ものの見ごたえ。
- http://www.youtube.com/watch?v=bxlMDroBT3s(2007世界選手権)
- ジェレミー・アボット FS「ワルツメドレー」 振付:トム・ディクソン 07-08
- ワルツの相手が居ないことがかえって物語を感じさせる、「死者が誘うワルツ」。 雰囲気たっぷりの工夫に富んだステップ。 3月の世界選手権で観られないなんて本当に残念。
- 彼はスケーティングもスピンも質が高い。弱点は4回転の成功率とPECの低さぐらいでは?
- http://www.youtube.com/watch?v=OhVt7KBCaY4(2008全米選手権)
以下は今期に限らず。
- テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイア 「悲しきワルツ」 振付:Igor Shpilband 06-07
- 「死者が誘うワルツ」といえばこちらも。生前一番親しかった人の姿を借りて死神が死へと誘う。 シベリウスの曲もたまらない。、冒頭の凝ったコード進行*3とか。
- 17歳と19歳にしてこの雰囲気。恐るべし。*4
- http://www.youtube.com/watch?v=AQw_RxWAjI4
- クリストファー・ベルントソン 振付:地元スウェーデンのスケートの全くできないダンサー
- 彼のプログラムは全部好き。選曲も含め楽しませようとする気概に満ちてる。振り付け師の人と楽しんで作り上げてる感じ。
- 彼は上位選手ではないのでExを見る機会がなかなか無いので、今回の世界選手権の地元枠でのExが楽しみ!
- http://www.youtube.com/watch?v=vzdaOHuJGRw(2007 Ingolstadt Ex)
ジョニー・ウィアーなら「白鳥*5」と「fallen angles*6」が濃い感じ。
*1:http://f-skating.at.webry.info/200709/article_2.html
*2:http://www.youtube.com/watch?v=QCmP4bEJfOg&eurl=http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/searchdiary?word=%a5%d4%a5%a2%a5%bd%a5%e9
*3:http://suisse.exblog.jp/3545298/
*4:野暮かと思いますが2人はカップルという訳ではありません。ペアやアイスダンスって半分以上がカップルではなくスポーツをする同士って感じ。