「カイロの紫のバラ」 監督:ウディ・アレン 

 つらい現実を映画に逃避する娘さん*1がいました。ある日、映画の中の人が「君、5回目だよね」「ずっと君のこと見てたんだ」と話しかけてきて、飛び出してきた!っていうファンタジーな映画。
 【映画から飛び出してきた探検家】は高潔で素敵な人で、すれっからしの娼婦までウトーリさせて、こう言わせます「まるで映画みたい」。 ウディ・アレン、完全におちょくってます。
 ラストは拍子抜け・・・でも良く考えてみると、見事な対比になっている。この世知辛さこそ現実!

*1:結婚してるけど、娘さんって感じ。