ルーブル美術館

 朝9時、ルーブル美術館。開館と同時に一番空いているポルト・デ・リオンから、フェルメールまで、ルーブル美術館を縦断する。普段車社会で生きているのでほとんど気づかなかったが、ここにきて靴下のゴムが伸びきっていることに気づく。走っていると靴下がぬげること、靴がぬげること。
 行き止まりがあったり、小部屋に分かれていてぐるぐる回らせられて方向感覚が全く無くなり逆に向かって走っていたり、「最初の建物(ドゥノン翼)を抜けた!」と思っても「まだ終わっていなかった!」ということが何度もあったり、同じ階なのに長い階段で上下させたり、エレベーターに乗るとフランス語のややこしい階数表示しかなく適当に押したり…ぬげかけの足をバタバタ言わせながら20分走りました…。
 モナリザの前でやんちゃしている日本人を醒めた目で見つつ…って、足音響かせまくって「フェルメール!」と道案内を強要する日本人ってのも相当タチ悪いが。
 そして、フェルメール、独り占め。ラトゥール、独り占め。足、限界。9時45分、退館。

小さいけど 左 レースを編む女 右 天文学者 その右 おしゃべりしている絵を見張る人


 これからルーブルに行く人は、カルーゼル・デュ・ルーブルの入り口がオススメ。なぜなら、そこから3階まで上れる唯一のエスカレーターがあるから。そこで3階まで上っておいて、降りてくるってパターンが一番足に優しいと思われます。
 あと、ミュージアムパスは超便利です。夜解放の日なんて6時以降の安くなった時間めがけてとんでもない長蛇の列ができますが、チケット持っている人用の短い列に並べます。それに出入り自由。当日でも、その足でカルーゼル・デュ・ルーブルで買いにいった方が断然早く入れると思います。


 ルーブル美術館から出ると暴風雨。体感温度10度。そんな日にカーディガン1着しか持ってこなかったので半袖とストールでしのごうとしたのが間違いで、お腹をこわす。宿で養生。(ってか、かなり好き放題な時間に入ったり出たりしていたが、Hotel la Louisiane、太っ腹!…単に言葉が通じなそうなので諦めていただけかもしれないが)