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今年のベスト3
展覧会
- 1「瀬戸内国際芸術祭」3泊4日で5つの島をフェリーで巡る。電動自転車で気まま行動、振り向けば絶景、廃屋と廃校の哀愁、地元の人達の親切、その合間に展示、と地元密着型美術イベントの素晴らしさを知った。旧友と夜なべで語らったのでなおさら忘れがたい。
- 2「ルーシー・リュー展」色も模様も打率5割でそのほとんどがホームランという感じ。しかも展示量が多い。早速図録買って、そしてコラージュの材料にしたり、陶芸教室でまがい物作ったりしたい(おい)。
- 3「ルーブル美術館の、古代イランコーナー」古代イランは丁寧かつシンプルで北欧モダン。かわいい! http://d.hatena.ne.jp/akanet/?of=3
マンガ
CD
- 1オーティス・レディング「Live in Europe」
- 2サム・クック「One Night Stand: Live At The Harlem Square Club 1963」この2つはソウル。歌がべらぼうに上手い人の身も蓋もないシャウトって胸を打つ。
- 3ニック・ドレイク「Five Leaves Left」暗くない、重くない、肩の力がいい感じに抜けたグルーヴィーなニック・ドレイク。いいです。
小説
- 1「鳥類学者のファンタジア」奥泉光 ジャズピアニスト女子が、ナチスの時代にタイムトリップして、ご先祖様(日本人初の女性ピアニスト)を救いに快刀乱麻の活躍。最後のボーナストラックがこれまた最高。
- 2「文明崩壊」ジャレド・ダイアモンド ある文明の最後の一人(ぼく地球で言う所の紫苑)が歴史上たくさん居たとは。グリーンランドの極寒の中死んでいく最後の一人、とか、孤島の南の島で死んでいく最後の一人、とか、映像喚起力がハンパ無い。
- 3「ダイナー」平山夢明 ヤクザに捕まった主婦が働くことになったのは、いつ取り殺されるか分からない殺人者専用食堂。一寸先は死。残虐描写は多々あれど基本頭脳戦で、スリリングでカタルシスがある。