#32
今回は???な部分が多かった。
- 西本願寺への引っ越しの話し合いの時、土方が、山南さんの「八木家にも悪いし・・・」というお話を苦々しく聞いていたのはなぜか。その一方で総司の「けっこう信頼してるんですね」に対して「悪いか(フフン)」という感じで鼻をかいてるし。*1
- 西本願寺への引っ越しの話し合いの時、山南さんが、伊東のウンチクに対して「やられた・・・」というかんじのリアクションをとっていたが、なぜか。伊東のウンチクは話題に合っていないトンチンカンなものに思えたのだが。
- 山南さんが、休暇のことを近藤さんに言わなかったのはなぜか。近藤さんにはかなり気さくに話すことできそうな感じなのに。
まあこれは、新選組の史実に対する疑問ではなく、演技・演出・脚本に対する疑問点だね。
オープニングは緊張感バリバリ。ついに殴った〜。人情の近藤vs統制者の土方。この先決裂しかなさそうだが・・・しかし土方の「法度を破った者は切腹」「いっさいの例外は許されない」「上に立つ者はますます許されない」「総司でも、近藤でも切腹」と言う覚悟に、押し切られる。
「いっさいの例外は許されない」ってあたり、フェアで格好いい武士道。けど、やっぱり想像しかねます。新渡戸稲造の武士道でも読んでみようかな・・・。
「近藤でも切腹」って、じゃあ、もう近藤のための組織でもないと。何のための組織なんだ。それこそ会津の犬かい!
今回の笑いどころ:
- 桂先生の変装っぷり。なにもそこまで・・・。
- 殴り合いを演技している永倉さんが一瞬dondokodonだった!
- 夜練中の総司に山南さん「がんばりなさい」「がんばってるんですけど」全くだ。
今回のハイライト:
「剣術だってもっと強くなりたいし、近藤さんや土方さんのためにもっと働きたい、だから・・・もう・・・私には関わらないでください」のん気にみえるこの子の覚悟、胸が苦しくなりました。そして言葉を失ってしまうおひでちゃん。切ない。
今回の個人的な感想:
「上様のやることに疑問すら感じるな。本当にためになることなど自分で考えるな」という佐々木さまの言い分、現在でもありますよね。学校の先生も学習指導要領に沿わざるを得ないし、文部省下の研修ばかり受けざるを得ないから、文部省の提示する枠内で物事を考えがちなんだよね。視野が狭くなりがち。子どもに「自ら考え自ら学び、主体的に判断するようにしましょう」って言っといて、まずそれ自分に問い直せよ!
その他:
- 山南さん!明里に歴史って。無理だよ。
- 山南さん!新選組でニコニコして、明里にしか当たれないって〜情けないよ。おいおい。
- 山南さん!歩きなんてのん気な〜 逃げる気ないだろ!
- それともゆっくりと空を見上げて一息つく時間がほしかったのかな。
次週予告を見ると、思ったより予定調和的に死ぬんだな。いまいち切腹にたいして不感症だった新選組のみなさん、やっと痛みが突き刺さるのか?
*1:信頼してんなら友情があるんならがあるんならもちょっと態度で示そうよ!土方ができないならだれかがやんないと!この組織に足りないのは「ほめ役」だ!今までは山南さんの役目っぽかったけど。