Reading Baton その①
id:summercontrailさんから頂いたReading Batonにやっと答えます。後半は原本が手元にないので、月曜以降に更新します。
お気に入りのテキストサイト(ブログ)
- 夢綺幻*diary http://peee.boo.jp/blog/ バレエ、裁縫。
- 放蕩娘の縞々ストッキング http://houtoumusu.exblog.jp/ 嵐が丘、荒俣宏。
- Hugo Strikes Back! http://hugo-sb.way-nifty.com/hugo_sb/ エログロサイト?(蛸娘恐すぎ) アートとマンガ評、頼りにしてます。
- 水筒日記 http://d.hatena.ne.jp/suitou/ 言葉少なだけど確実に面白い。好きです(告白)。
今読んでいる本(というか、借りている本)
- 「世界は密室でできている」 舞城王太郎
- 「好き好き大好き超愛してる」 舞城王太郎
- 「さようなら、ギャングたち」 高橋源一郎
- 「読むそばから忘れていっても」 高橋源一郎
- 「どこまでもアジアパー伝」 鴨志田穣 西原理恵子
- 「見仏記 海外編」 いとうせいこう みうらじゅん
- 「美人画報ハイパー」 安野モヨコ
好きな作家
読んでいる数でいえばよしもとばなな。アルゼンチンババアまではほぼコンプリート。「白河夜船」「ハードボイルド/ハードラック」「王国 その1」が好き。
これからもっと好きになりたいのは、笙野頼子、町田康、保坂和志。それぞれ、「金比羅」、「パンク侍、斬られて候」、「書きあぐねている人の小説入門」が面白かったので。
よく読むまたは、思い入れのある本
・「いまなぜ青山二郎なのか」白州正子
青山二郎。通称ジイちゃん。美を見抜き、美を生きた人。骨董収集、装丁、文筆という余技をやった人。職業ではない。職業はない。
彼は収蔵品のほとんどを酒に変えた。酒を囲んで、友だちたち(盟友小林秀雄、大岡昇平、中原中也とか)相手に、真剣勝負の修羅場をやった。あんまりに本当のことを言い続けた。
その輪の中に、そこに血へど吐かされても食らいついていった白州正子。
青山二郎の言葉で、白州正子の言葉で、さらにはどちらのものでもある言葉で、彼の生き様が綴られていく。
- 何事につけジィちゃんは、「意味深長」という言葉を嫌っていた。精神は尊重したが、「精神的」なものは認めなかった。意味も、精神も、すべて形に現れる、現れなければそんなものは空な言葉にすぎないと信じていたからだ。
- 小林さんも青山さんも、ずぶの素人が見ても面白いとわかるものしか認めなかった。逆に言えば、説明つきで感心させるものなんて、死んだ芸だと思っていたのである
- 四六時中溌剌と生きて、生活の隅々にまで浸透していなければ、思想とは認められないというのが彼らの思想であった。
調子が狂ってるなあって時に読みます。大事なことが、物事の肝が伝わってきて、調子が戻ってくる。調子のいい時に読むと、逆に今のままじゃいかんなあ、まだまだだ、と気合いが入る。そんな一冊。
こちらにも駄文あり。http://d.hatena.ne.jp/akanet/20040817
Reading Baton その②につづく。