ジョアンナ・ニューサム「ミルク・アンド・メイダー」

 オリーブ的というか大島弓子的な音楽って案外ないもんだなあ。ニッチだよ。ねらい目だよ。とか思ってたら、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! これ。

  • 音数は1つか2つ。ほとんどがハープ一台弾き語り。
  • 雰囲気完璧。9曲目なんか鳴った瞬間にノックアウト。かつ、踊れるとはどーいうことだ*1
  • 音数少ないけど飽きないのは、歌詞の力。童話というか寓話というか、理不尽で怖いおとぎ話というか。

まるで死んだように眠りました
つぎ目のない鉛のような夢を見ました "sprout and the bean"

でもいったいどういう意味があるのかな
突然すっかり消耗してしまうなら
情熱はやって来て 姿を現し そして行ってしまう "inflammatory writ"

とても勇敢な夢が
まだたくさん蓄えてあって
夜だって目をそらすことができない
ニシンみたいにそっと泳いでいこう "cassiopeia"


これ聴きながら「テイブルと」を読んでいたら、濃すぎてクラクラしてきたので、小学男子おバカ成分(団地ともお)で中和して、眠ることとします。

*1:ハープがカリンバっぽい。民族音楽にも影響受けてるとか