ルキノ・ヴィスコンティ

 イタリア国営放送作成のドキュメンタリー。思ったよりもゴリゴリの反体制側の人だったんだなぁ、とかいろいろ発見はあったんだけど、思ったよりも舞台人*1で、演技指導が抜群だった、とのくだりで「やっぱり」と一人納得。
 というのも、ヴェニスに死すの撮影風景の中のビヨルン・アンドレセンにあまりにもオーラがなかったから。ガム噛んじゃって、気品も何もない。そんじょそこらの坊主。あのミステリアス・小悪魔・女優顔は、美にとりつかれている監督がダメ出ししまくったからこそなんだろう。

*1:舞台・バレエ・オペラと演出しまくってた