NHK杯 ペアFS

 アイスダンスは実力がそのまま出て、ペアとシングルは博打の面白さだと思った。成功確率がそんなに高くない大技も放り込むという博打。(スノーボードハーフパイプとかもその系統。だとしたらショーン・ホワイトがプルシェンコか・・・)上手い人ほど大博打を打つという面白さ。実力以上に精神力がものをいい、両方が噛み合ったとき(実力者が精神力を発揮して大技を決めたとき)が一番面白い。
 そして今回のペアでは、実力者が精神力を発揮して大いに盛り上がる。

  • れなちゃんずは、すごく難しいことはやってないけど、3Aに挑戦する心意気にスタオベ。
  • チンパン・リャントン組、最後のイーグルリフトがたまらない。1個も失敗しなかったから文句なくスタオベ。
  • ゆーこちゃんず
    • 6分間練習で、スミルノフが2A-2Aを失敗したときに「あああ」って声があちこちから。本番でもスミが2A-2Aの2回目でふらついて、会場に怒気が走る。
    • 最初の4Sが失敗して川口悠子が顔面猛打し、審判の所に行った時点で中止かと思ったけれど、怪我治療の3分間休憩をとっただけだった。そこで悠子は痛みは忘れて戦意を整え、そこからパーフェクトな演技を見せる。終わった後戻るときにふらつき、キスクラ終了後もしばらく肩抱えていた。・・・悠子かっこいい! 涙出そうになる。
    • そして、悠子を支えるスミ。励ますスミ。表彰式も終始エスコート。ジェントルマンスミ・・・貴重なものが見れた。