最近、島唄とクラシックを図書館で借りてきて聴いてます。島唄は、奄美島唄と、嘉手苅林昌さんと、登川誠人さん。(このへんは「ナビィの恋」の影響)。


その①

  • 朝崎郁恵さんの「ようこそ先輩」を見ました。
  • 奄美大島の南にある加計呂麻島が舞台。面積は奄美の10分の1。人口は奄美の40分の1。
  • 6年生は2人。女の子は素朴な感じのいい子。男の子は坊主頭で言葉少なだけど言うときゃ言う感じの子(またカッコイイんだ。この子が)。
  • 別れの唄「行きゅんにゃ加那」のココロを伝える授業なんだけど、そこに家族が語る島の人たちの離散の歴史と、さらに将来自分たちがこの島を出ていくだろうこと・・・が重なっていく。
  • 男の子は最後に言う。「(将来、仕事もないし)内地に行く」「でも戻ってくる」「島が好きだから」  きゅーん。
  • エンディングにはいつものテーマソングは流れない。本当の別れの場面で「行きゅんにゃ加那」を歌う。フェリーから、堤防から、海をはさんで。朝崎さんと2人との別れ。朝崎さんと島との別れ。


その②

  • 今日片付けをしていて、昔のクウネルを読んでたら、「しまおまほ加計呂麻島へ」。祖母の島尾ミホさんが奄美出身だとは知ってたけど、加計呂麻島だったのかぁ。ちょうどつい最近「死の棘」死の棘 (新潮文庫)をかじった所だったので。へえぇ、と思いました。
    • この島に、島尾敏雄さんは特攻隊長としてやってきて、ミホさんと出会った。
    • で、敏雄さんの浮気によってミホさんが精神を病んで、ここに療養しにきた、と。
    • 息子の島尾伸三さん*1も、ここで少年時代を過ごした、と。
  • 「死の棘」は、まだはじめの部分だけれども、浮気モノに対してこういうのは不謹慎だけれども、真っ正面から向かい合う、差し違えんばかりの勢いが格好いい。キリキリ追いつめられていく感じがスリリング。


その③


恐るべし。加計呂麻島

  • あと、もういっこ好きなのがアイヌ。昔ドキュメント系の番組で聴いた、アイヌの子守歌がすごく良くて。できたら新録じゃなくって、昔の録音とかってないのかな・・・。
  • すごくためになったHPがこちら。http://contest2004.thinkquest.jp/tqj2004/70406/函館の高校生が授業で作ったとか。感動的なコンテンツ。ThinkQuest@JAPANで最優秀賞ってのもうなずます。個人的にはアイヌの人口に驚愕しました。

*1:中国茶読本」中国茶読本 (コロナ・ブックス)中国茶本の中で一番好き。さすが写真がきれいだし、列車で旅するウキウキ感も伝わってきて。